
(ピーポー ピーポー)
救急隊:50代~60代の男性が寿司屋にて泡を吹いて意識不明の状態です。
無線の男:(ジー)男性の特徴は?
救急隊:男性の特徴は・・・。青いエリマキトカゲみたいな衣装に、しみ、そばかすが目立つ素肌。30年前に流行ったメガネをしています。
無線の男:(ジー)芸能人で例えると誰だ?
救急隊:えぇー。顔はナンチャン系で、髪型は・・・。若いときの竹村健一とか、よく言えば佐藤浩市とかが似てますかね。
無線の男:(ジー) 7・3 了解。
救急隊:楽しい時間は分かるけど飲み過ぎには注意が必要ですよー。
義男:・・・あー。
救急隊:目を覚ましました!
無線の男:(ジー)名前を聞け!
救急隊:あのー?大丈夫ですか?すいません。お名前教えて頂いてもよろしいですか?
義男:お、オールインエスケープの・・こ、こや・・ま
救急隊:また意識が飛びました!
受け入れてくれる病院に向かいます!
無線の男:(ジー) 急げ!!
救急隊:はい。それと、患者さんが言ってた会社をググって身元を捜してみます!
無線の男(ジー)了解!
(急げ!急げ!急げ!緊急手術だ!)

数時間後・・・
微かに聴こえる懐かしい声
《よしお!よしお!》
義男:え、えぇ。はい。
私は・・ここは、どこ・・?
義男の母:良かった。目を覚ましたのね。
えぇ。良かったわ。
義男:オ、オカアサン
義男の母:病院からカタコトな日本語で電話があってあんたが意識を失くしてるって聞いたのよ。
義男:え。あっ。
義男の母:本当に良かった。
心配したのよ。
本当は詐欺かと思ったの。
あなたが生きてて良かった。
いくつになっても子供の事は心配なのよ。
ほら、手術してくださった先生よ。

義男:が、外人じゃないですか。
《タッタッタッタッ》駆けつける女性
今日子:社長!大丈夫ですか!?
義男:あ、ええ。
ち、ちなみに!わ、私は何処が悪かったのでしょうか。
ドクター:ソーリー。誤診です。
義男・今日子:えっ!?
ドクター:性器の大誤診です。
義男:えっ!?
その頃ふと思い出したあの日の店内は・・・

義男が倒れた事を感じさせないぐらい盛り上がっていた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ドクター:たぶん、何かの食品でアレルギー反応が出たか急性アルコール中毒の可能性が高かったです。
手術する場所が無かったので陰部の皮を少し削らせて頂きました。
性器に異常は無いのでご安心ください。
義男:あ、ありがとうございます!
助かります。
今日子:やだっ!下ネタじゃん。
おしまい。
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