#40 私に愛に恋 作:真理子

今日子「どおー?」

真理子「別に無理して相手しなくてもいいかなぁ。」

今日子「じゃあ見ね。」


2Rどおー?

私は④と⑥が気になりました!!

今日子「オリジナル展示タイムはどう?」

真理子「ええーっと。」

今日子「①④⑤が良さそうね。いつも真理子ちゃんはオリジナル展示タイムは気にしてる?」

真理子「いやぁ。私は現地に来てたらあまり気にしないですかね。来れない時の方が結構見ちゃうかも。」

今日子「そうなんだ!オリジナル展示タイムは参考にはなるから私は結構見ちゃうのよー。」

真理子「でも、⑥よく見えたのに色ついてない・・・。」

今日子「私は⑤が一番よく見えたけど軸には出来そうね。」

真理子「そうですね!A級だしきっと腕ありますよ!」

(でも、⑥は絡ませたいなぁ・・・)

真理子「とりあえず、直感で④から買いますね!!」

今日子「そーゆーの大事~。女の勘ね(笑)」

真理子「4-1とか結構香ばしいなぁ。」

今日子「オッズは正解じゃないから狙ってみたら?私は乗ってみるわ(笑)」

真理子「んー。⑥が気になるんですよねー。」

真理子「これにしよ。⑥さん来て~!!」

今日子「4-1はいいの?書いてるけど?」

真理子「あっ。1枚抑えておきますね(^∇^)」

今日子「さぁどうかしら?」


バックで④が①を捕まえて4-1。3着は⑤が優勢もバタつき加減で⑥が3周目で逆転する。

2人とも2R4-1-6が的中する。

真理子「やった!目展示の通りでしたね!!」

今日子「スゴーい。ドンピシャじゃん!!」

真理子「軍資金出来ましたね(笑)」

真理子「あっ。よねさん外してる(笑)」

今日子「あの人本気でやってるんだか遊びでやってんだか分からないから鬱陶しいわね。」

真理子「たぶん、本気ですよ(笑)多少買い目はずらしてるかもしれませんけど。」

そこからしばらくダラダラする二人。

真理子「そろそろ会社に戻らなくて良いんですか?」

今日子「もうあと11.12Rだけだから最後まで付き合うよ。」

12Rの練習を眺める二人。

今日子「②ヤバくない?」

真理子「はい。ヤバいです。」

今日子「⑤もヤバくない?」

真理子「はい。⑥の方がよく見えました(笑)」

今日子「②やっぱりヤバくない?

真理子「はい。あれじゃあ。選手も可哀想です。」

明らかに下がる直線に今日子と真理子は予想のポイントを見抜いていた。

真理子「登場人物は①③④⑤⑥」でしょうね。

今日子「実質5挺ね。」

真理子「はい。④ですよ!」

今日子「えっ?④の頭だけで良いの?」

真理子「あっ、一応④が捲った時の5-4は抑えてもいいかもしれませんね。」

今日子「やだっ。5-4万舟じゃん。」

真理子「ちょっと欲しくなっちゃいますね。照」

真理子「今日子さんごめんなさい!」

今日子「えっ?なに?」

真理子「私かなりジュワーってなってます。」

今日子「えっ!?なにそれ?」

真理子「なんて言うか。ソワソワしちゃうんですよね。」

今日子「自信があるってこと?」

真理子「勝負は時の運なんでアレですけど。勝負の時じゃないですかね。」

今日子「完全に勝負の雰囲気ね。」

今日子「④の頭で良い?」

真理子「・・・はい。」

真理子「実は今、前検情報を私が書いてるんですが、16号機の松田大志郎選手を注目モーターに挙げたんです。

今日子「そうなの?最近パッとしないイメージだった16号機を注目にしたの?」

真理子「はい。私の中ではホームランは無いけど誰が乗ってもしっかりヒットは打てるモーターなんですよね。」

今日子「よく見てるわねー。」

真理子「いや、なんとなくですよ。」

今日子「ヒモって言うかどんな展開イメージしてるの?」

真理子「えっと。とりあえず45-13456-13456は最低限抑えて、次に考えたのが④頭だけで素直に136-136だけを考えました。

今日子「⑤は切るの?」

真理子「④が捲るならやっぱり絡みそうですよね~(笑)」

真理子「でも、前半5R見たらイマイチだったんですよねー。イン逃げで勝ちましたけど。」

真理子「③が捲って④が差すより先に④が捲るイメージです。③がポイントですけど、たぶん②より前には居るので残る可能性はあるので4-136-136」

今日子「点数多いわね(^^;」

真理子「やっぱり私下手なんですよー。ついついあれもこれも買いたくなるんです(涙)

今日子「まぁ配当良さそうだから当たったら回収出来そうね。」

私の勝負駆け

がんばれ!!16号機!

今日子「④行った!!」

真理子「お願いお願いお願い。」

③田中和也選手の絶妙なハンドル捌きで捲られながらも⑤のコースを消しながら見事に残した。

今日子「わぁ!④-⑥③-③⑥よ!」

真理子「・・・。」

今日子「④-③じゃない?」

真理子「・・・。」

ゴールした。着順は?

真理子「やったー!」

今日子「おめでとー!やったわね!2万舟よ!」

真理子「ありがとうございます!久しぶりに気持ち入れて当たったんで嬉しいです(._.)」

真理子「あぁホント良かった。」

今日子「いやぁホント②がポイントだったわね。」

真理子「はい。益田選手は悪くないです。27号機がヤバいです(笑)」

こうして二人は残りわずかとなった平和島モーターと最高の思い出を作る事になった。

真理子「16号機松田選手ありがとー!!」

真理子「あっ、またよねさんはずしてる(笑)」

真理子「ホントにイン逃げすると思ってたのかしら?(やっぱり予想下手くそじゃん)」

今日子「いやぁ。よねさん鬱陶しいね~。でもさぁ、あの人が青島速報で予想出したら乗る人がたまに居そうだから私達には配当がちょっと増えて良かったのかもよ(笑)」

真理子「そうですねー。舟券の楽しみ方は人それぞれだからイン逃げ予想する義男さんだって責められないですよね(笑)」

一同「ハハハハ(笑)」

私に愛に恋 完


アザブジュバーンでフロニジャポ~ン

マリコ良かったネー。

今日は彼氏と一緒だったから声掛けなかったけどちゃんと見てたワォ!!

次回、日系新聞に載せてあげるネ。

おしまい