#43 【G1】開設69周年記念 トーキョー・ベイ・カップ 作:真理子
5/ 14日 15月 16火 17水 18木 19金

最終回?消えた100万円問題

ーとある日の会議室にてー

オールインエスケープ社 月例会議 議事録

今日子「おはようございます。」

社員一同「おはようございます!」

今日子「えー。先日、※日系新聞を読んでいましたら、明日から開催される第69回トーキョーベイカップの記事がございました。ちなみに、こちらの記事をご覧になられた方はいらっしゃいますか??」

※架空の情報媒体。ララーナが最近転職した。

社員「・・・。」

今日子「はい。ありがとうございます。この記事と別の見出しでもう1点、注目すべきニュースがありました。」

今日子「 まず、1点目が平和島に関わらず、各競艇場の周年と言われるG1レースの開催時期がバラバラな事についての論調が書かれていたのと、競艇にはレガシー(歴史)が有るのか?と、心無い意見を見ました。これについて皆さんの意見をお伺いしたいのですが・・・。」

社員「・・・」

今日子「えー。2点目は、ピースアイランドには夢がアル!!と、パリの地下鉄で大声を出しながら号外を配っていた日系フランス人の女性の身柄を拘束との記事を見ました。」

今日子「どうでしょうか?海外での反応になりますが、こちらに関して皆さんはご存知でしょうか?」

社員一同「・・・。」

今日子「では、先ほどの2点について義男部長のご意見を聞かせてください。」

義男部長「えぇ。お答え致します。」

義男「まず、1点目の開催時期がバラバラな件に関してですが、開催場だけでなく各場を管理、監督する一般財団法人日本モーターボート競走会に委託して行われている話しでありますので、我々の議論に値しないと考えております。えぇ。ですが、ファンの意向や心情と致しましては競馬のG1レースみたいに開催地、開催時期などに関してある程度、一定の時期に開催されますと、客観的な意見と致しましては、えぇ。共感が持てると考えておりますので、その点につきましては、当社から平和島公式HPの問い合わせフォームに陳情を書き込む事を検討致します。」

今日子「部長ありがとうございます。間違ってもYouTubeのカキコミみたいに薄っぺらい内容にならない事を願っております。くれぐれも思いつきでカキコミをしないよう、よろしくお願いいたします。」

義男(頷く)

今日子「はい。それでは、釈迦に説法かと存じますがご検討頂く際の資料として・・・下記を参考資料としてご活用くださいませ。」

義男「はい。どうもありがとう。参考にさせて頂きます。周年と言っても私が調べた限りだとだいたいどこも開催時期はバラバラなんですよねー。」

ちなみに、ハイドロの意味は

今日子「ありがとうございます。本当にそれでファンは納得しているのでしょうか?」

義男「ハイドロですか?えぇ、違う?えぇ。まあ、本当に興味あるファンがどのくらいいらっしゃるか分かりませんが、ファンの意見として陳情を送るべきかどうか早急に検討を加速させます。」

今日子「・・・。ありがとうございます。部長!岸田総理みたいな答弁は控えてもらってもよろしいですか?マジメにお願いします。では、2点目もお願いします。」

義男「はい。失礼しました。2点目でございますが、日系フランス人記者ピースアイランドでピンときましたが、きっとララーナさんの事だと思います。今日子さん?ララーナさんで間違い無いですよね?」

今日子「はい。やけに陽気な女性が淫らな服装で踊りながら当社の名前入りの号外を配っていたようなので、記事に記載があった名前も含めて彼女で間違いないと思います。」

義男「えぇ。そうですか。それで、弊社に調査の連絡があった?のですね・・・。」

今日子「はい。」

義男「そうでしたか。」

(いやぁ。困ったなぁ。義男ピンチ!!)

えぇぇと。以前ですね、投稿したブログの優勝モーターランキングの聞き手としてララーナさんをお呼びした際に「ワタシ4月から日系新聞の記者になるからヨシオの会社を紹介スルヨ?良い記事書くからお金チョウダイ」と唐突に揺れる世界でソレなに?アレ?ですかって感じでオッパイを腕に当ててお願いしてきましたので、ならばボートレースの普及と平和島のイメージアップと当社のマーケティング費用と称して、内々に宣伝広告費として即金で渡したものであります。えぇ、それで夜、打ち上げに誘ったのですが、いらっしゃらなかったので、心配しておりました。とりあえずフランスで元気なんですね。もしかしら~・・・。こちらも取り調べをする必要がありますねー。」

今日子「部長!!もしかしら~?じゃないですよ!!ちゃんと稟議通したんですか?これ、手書きの出納帳に日系新聞に支出100万円とありますが、これは個人のお金では無く会社のお金をララーナさんに渡した!?間違いはありませんね?」

義男「えぇ。オールインエスケープ社から広告費用として日系新聞にお支払いさせて頂きました。」

今日子「・・・。承知しました。では、この100万円の内訳はララーナさんに100万円渡したとの認識で間違いありませんね?

社員一同(ざわっ。愛人か?愛人なのか?第二のアニータか?」

義男部長「・・・えぇ。お答え致します。」

義男「まず、支出に関して当社のブランディングとマーケティングも兼ねた広告費用に関する事なので、必要経費と考えております。ご質問の内容に関しての内訳ですが、為替の影響があると半ば強引に端数が発生する旨をララーナさん側に伝えておりましたので、99万4000円がララーナさんでよねさんが6000円でございます。」

一同(ざわっ)

今日子「よねさんのお名前が出ましたが、あの方に6000円は高いんじゃありませんか?」

社員一同(えっ?そこ?)

義男「高いか安いかをこの場で申しあげるのは差し控えさせて頂きます。前回、よねさんには語り手の立場としてお支払いする制作費が予算編成上、ございませんでしたので、急遽ララーナさん資金に都合を付けて内々に処理した形でございます。お渡しした金額の考え方としましては、舟券ですと12点を500円で購入しますと6000円になります。やはり、このぐらい最低限お渡しする必要があったかと思います。えぇ。それでも、ご本人は一度、辞退する雰囲気を醸し出しましたが嬉しそうに受け取られましたよ。」

今日子「ありがとうございます。私はちょっと高いと感じました。300円12点で3600円ぐらいが丁度良いと思います。おそらく、ゆうちょ銀行のメンテナンスの影響でGWは青島速報ばっかりやって現金を使っていないと思うので次回はもう少し取り巻く環境や相手の顔色やその反応も加味して検討をお願いいたします。それでは、話しを戻して前回義男さんが作成した【ありがとうの花束を】の予算と実際はいくら使用しましたか?」

渦中の問題作「ありがとうの花束を」
優勝回数上位3基の話しより田島貴男のアレが閲覧者の魂を揺さぶる渾身の迷作

義男「はい、お答えします。予算、制作費は0円です。私は基本給の中で仕事をしておりますが、よねさんにはララーナさんとの対談方式で大変申し訳なかったので形式的に先ほどの考え方と交通費込みで6000円を私の判断でお支払えさせて頂きました。」

今日子「では、最後に渡した花束の費用は個人で負担されたのですか?」

義男「野に咲く花を摘んできました。照」

今日子「えっ?それこそ使い道おかしくありませんか?ララーナさんには気前良く渡して、花束は0円だなんて、ケチ臭い会社、変な会社ですね!!えっ?過去にあった平和島のキャッシュバックキャンペーンみたいに変じゃないですか?前回なんて72レースも参加させておいて5万円を10名だったじゃないですか!いまだに納得していませんし、過去には72レース参加で10万円を3名とかでケチ臭い感じが毎回、プンプンしてますよ。」

義男「え、えぇ。」

前回の68回大会

今日子「また、ララーナさんの続報がありましたらご報告致します。今日の議事録はしっかり残して回覧してください。」

社員「はい!」(オイ!ララーナって誰だよ?やっぱりアニータの再来だよ。)

沖サン(あー。ボクチン大変だー。この前取材受けちゃったじゃーん!)

義男(これは私の出世に大ピンチだー!ってクビまであるんじゃね?)

後日、

拝啓、ボートレース平和島 様

キャッシュバックキャンペーンを強化してください。ペンネーム:オーリン義男

Next→真理子の登場