第9章 いつかまた!

時にプロより素人を好むのは男性なら分かる感覚だろう。

素人感モロだしのよねに託されたのが「また会いましょう」だった。

・・・。はい。よろしくお願いします!

内心「ワシで良いのか?」

しばらくして、平和島が非開催の日に関東ではボートレース多摩川が開催の時にあの人がTwitter上で多摩川に行くような匂いを醸し出していた。

「会いたかった」

ここら辺から直接コンタクトを取るようになる。場所の写メが送られた。

「早く会いたかった」

開口一番、「おぉー久しぶり!元気かぁ?」

その日、自分の名刺を渡して身分をしっかり証した。フラットに付き合う為だ。

そこから、良好な関係が築けるようになった。

多摩川は静水面。

上手い選手はタイムが出るレース場だ。

平和島とはまったく違った(笑)

そこはまぁ知っていたけど単純にノビや出足云々関係なく、①インが勝った(笑)

あぁ。。。

そこからまったく買わずに記憶が確かなら6レースぐらいお互いに買わずにしゃべるだけの時間を過ごした。

12レースあっても買ったのは2レースだけ。ワシにとって斬新だった。

敬さん、買わないんですか?

師匠「えっー?このレース買いたいかぁ?」

ワシ「買いたくないっすね。」

師匠「ならそれで良いんだよ。」

斬新だった。

ワシは本当の素人のフリをしなくても素人だったのだ。

現地に行けば買う。

これが間違いだった。

現地だからこそ買いたくなるレースをじっと待つ感覚を教えて貰った。

2022年のよねはだいぶ我慢できるようになってきたがやっぱり行けば買いたくなる。

インが逃げそうならインから買ったりもする。

その頃、同時進行で平和島に幾度に連絡を取り合う仲間が出来た。

平和島のケンさんだ。

出会った時は60を過ぎたあたり。

最初から色々な選手の特徴を知っていたし、素人だと思われる(よね)に対してありがちな色々教えてくれる優しい方だった。

しかし、普通に平和島で知り合って連絡先の交換まで普通する??

キッカケは覚えている。

3コース櫻井優選手のレースだ。

その日、またいつもの場所でたまたま合流。

「どう?勝ってる?」

いやぁ、今日はまだ当たってないですね。

それこそ次のレース③の櫻井優くんスタート切れてるしそこそこノビるんですよ。

スタート練習から雰囲気ありましたよ。

そんな会話をして仕込んだワシの3全全。

ワシがインが勝つレースは買わない事をしっていた。

3コースと4コースはどこがきても不思議じゃない。③が勝てば配当良いのに切るのは勿体無い。

そんな感じで迎えたレース。

予想通りスタート一撃で勝った。

レース前ケンさんは「まだ2点台の選手じゃん」てな具合で笑ってスタンドで観戦したんだよね。

勝ってマジで驚いてた(笑)

しかも1番高い所が来たらしい。

ワシは配当は見ないで買う習慣がある。

アンドロイドの競艇アプリではオッズの表記は無かった。いわゆる結果待ちでしか無かったからだ。

3-6-?いくらだったか忘れたけどそこそこ高値が付いた配当だった。

人は見かけに依らない。ケンさんはよねのセンスだけは信じてくれている。

それから、一緒の時はワシの意見を聞いてくれるようになった。

お互い、ひとりぼっちより仲間が増えて嬉しいね。

これからも長生きしてくださいね。

当たる当たらないは時の運。

それでも何かを信じて進むのさ。

楽しみ方は人それぞれ!舟券の買い方は自由だ。

ある時ケンさんから買うレースは高配当しか当たらないワシの特徴を「平和島ウオッチャー」はやっぱり違うね!と言われた。

ケンさんは知らないだろう。ワシの名付け親だって言うことを。

自己紹介文おしまい。

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